アイルランドは、パートⅠに位置づけられた競馬開催国です。イギリス競馬との関係が強く、競走馬や騎手の多くはイギリスの競馬にも出場しています。
2023年は、平地1,373競走(うちグレード競走73:G1 13競走、G2 14競走、G3 46競走)が施行されました。
G1競走は、カラ競馬場とレパーズタウン競馬場の2場で施行されており、いずれもダブリンの近郊にあります。
ダブリンからカラ競馬場に行くは、鉄道のインターシティに乗ってキルデア駅までおよそ30分です。キルデア駅から競馬場までは無料の送迎バスを利用することができます。各駅停車であれば、キルデアの一つ手前のニューブリッジ駅で降りることも可能です。この駅からも無料の送迎バスが運行されます。いずれの駅からも歩くと1時間以上かかる距離がありますので、送迎バスが運行されない時間帯の場合はタクシーを利用するとよいでしょう。
以前はG1開催日には臨時のカラ駅が開設されてインターシティが停車していました(仮設駅なので、梯子のような階段を使って乗り降りしていました。当サイト管理人は2007年のアイリッシュオークス開催日にこの駅を利用した経験あり)が、近年の開設状況は不明です。
ダブリンからレパーズタウン競馬場に行くは、路面電車のルアスライン(LUAS LINE)を使うのが便利です。セントラルパーク駅で下車すれば、レパーズタウン競馬場までは歩いて10分ほどです。
アイルランドは主要な馬産国の1つに位置付けられています。特にクールモアスタッドによる生産馬はヨーロッパ主要競馬国のグループ競走勝馬を多数輩出しています。2023年は9569頭のサラブレッドが誕生しており、これはアメリカ、オーストラリアに次ぐ世界第3位の数字です。